今まではGimpでスクリーンショットにモザイク加工をしていたのですが、重くてどうもなじめません。
代替のソフトを探してみたのですが適当なものが見当たりませんでした。
そこでJTrimというWindows用のソフトをwine経由で使うことにしました。
(このためだけにwineを導入しているわけではなく、私はテキストエディタとメーラー(スパム削除用)、あまり使いませんがTwitterクライントをwine経由で入れてます。)
環境はUbuntu 0910 Karmic Koala、wine1.2です。
●導入
上記のJTrimのリンクからセットアップ版、jt153c.exe をダウンロードします。
wineをダウンロードしたファイルを引数にして立ち上げます。
wine ~/Downloads/jt153c.exeインストーラー画面は文字化けしていますが、かまわずにデフォルトで進めていきます。
(ショートカットの作成場所を選択するチェックボックスはオフにしました。)
インストールが終了すると[メニュー]/[その他]の下にJTrimが表示されるようになります。
起動すれば使えます。インストーラーと違って文字化けはありません。
ログインしてから初めてwineアプリを起動するときは若干重いのですが、それ以降は軽快に起動します。
●設定
JTrim本体はとくに設定をしていません。デフォルトで使っています。
ここではMirageと連携させるためにMirage側の設定をします。
ついでにショートカットキーでスクリーンショットを取る際にファイル名を気にせずにバシバシ [Alt]+Printを叩けるようにxfceの設定をいじります。
■xfceのショートカットキー設定
まずはxfceのショートカットキー設定。xfce4-keyboard-settings を起動して[アプリケーションショートカットキー(C)]タブを開きます。
ショートカットキーがPrintとなっている行の左側をダブルクリックして
scrot 'scrot-%F-%H%M%S.png'と入力します。同じように<Alt>Printの左側を
scrot -b -u 'scrot-%F-%H%M%S.png'と入力します。"%F-%H%M%S" の意味はdateコマンドに指定できるものと同じです。manpageを参照してください。
これで一秒以上間をあければ重複しないファイル名でスクリーンショットが取れます。間隔一秒未満で取得したい場合は%Nをつければいけそうです。
パスを指定していないので ホームディレクトリにファイルができます。パスを指定する際は 環境変数や~が使えないので注意してください。
ちなみにGnomeデスクトップでは"<Alt>Print"をどうしても置換えできませんでした。
設定画面で"<Alt>Print"を押しても"<Alt>Excute"になってしまうからです。
設定ファイルを開いて修正しても、もともとのショートカットが無効にならず手詰まりになりました。もともとのショートカットは設定画面でショートカットの列をクリックしてから[Backspace]で無効に出来ます、その後gconf-editorで設定を変更したのですが、それでもダメでした。
(xfce4-keyboard-settingsでも"<Alt>Print"を押すと"<Alt>Excute"なるのですが、上記のようにデフォルト設定のコマンド側だけを変えればよいので問題ありません。)
■Mirageの設定
Mirageのカスタムアクションを設定して、見ている画像をJTrimに引き渡して起動できるようにします。
Jtrimの起動コマンドラインは長いのでシェルを作っておきます。
~/.local/share/applications/wine/Programs/JTrim/JTrim.desktop の Excec=で始まる行に "$@" を追加したものを用意します。
#!/bin/bash env WINEPREFIX="/home/masaya/.wine" wine "C:\\Program Files\\JTrim\\JTrim.exe" "$@"
Mirageを立ち上げてメニューから[Edit]-[Custom Actions]-[Configure]を選択します。
右横の[+]ボタンを押してCustom Actionを追加します。
入力内容は下図参照。ショートカットは "<Control>r" を割り当てました。
メイン画面で "<Control>r" を押すと表示している画像をJTrimで開けるようになります。
Custom Actionの入力画面 | Custom Actionの設定画面 |
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