☆LucidのNautilusに再びエンピツのトグルボタンを

Lucid(Ubuntu 10.04)のNautilus(2.30)では"text location bar"と"button bar"を切り替えるエンピツのトグルボタンがなくなってしまいました。
さるお方にアドバイスを頂いて、どなたかPPAで公開してくれる事を願ってPatchをLaunchPadに投稿したのですが、
今のところPPAにアップしてくれた方はいらっしゃらないようです。
ということで自分でパッケージをビルドしたものを公開してみます。
この投稿に提示した操作により損害が発生しても保障はいたしません。適用は自己責任でお願いいたします。

nautilus_2.30.0-0ubuntu4_i386.deb
nautilus_2.30.1-0ubuntu1_i386.deb

本来はパッケージ名を変えたりすべきなのですだと思うのですが、なにぶん良くわからないのでそのままです。
ダウンロードして下記のようにすれば、元々のパッケージと置き換えられます。

# ファイル名はバージョンに合わせて読み替えてください
$ sudo dpkg -i nautilus_2.30.1-0ubuntu1_i386.deb
$ pkill nautilus
※ログイン時にバックグラウンドでnautilusが起動されているのですが、これがいる限り新しいバイナリのnautilusは起動できません。

ソースからビルドしたい方はUbuntu Weekly Recipe 第16回を参照してビルドできる環境を整えてください。
ビルドできる環境が整ったら下記のようにしてビルドします。
正規の手続きではないと思うのですが、一応パッケージは作成されます。
(最後のほうで"running debsign failed"と出るのですが、パッケージは生成されています。)
ディレクトリの名称は適当に置き換えてください。 パスに日本語が含まれていると失敗するかもしれません。ディレクトリ名は英数字だけにしておくのが無難だと思います。

# ディレクトリ名はnautilusである必要はありません
$ mkdir nautilus
$ cd nautilus
# ソースの取得と展開
$ apt-get source nautilus
# ビルドに必要なパッケージの取得
$ sudo apt-get build-dep nautilus
# パッチのダウンロード
$ wget http://launchpadlibrarian.net/44697678/nautilus-2.30.0_add_location_togglebutton.patch
# ディレクトリはバージョンに合わせて読み替えてください。
$ cd nautilus-2.30.1/
# パッチの適用
$ patch -p1 < ../nautilus-2.30.0_add_location_togglebutton.patch
# ビルドの実行
$ debuild -r fakeroot

パッケージのメタ情報を何もいじらなかったせいか、更新がなくてもアップデートマネージャに更新対象として表示されてしまいます。
バージョンがまったく変わっていないときは手動でチェックを外さないと元に戻ってしまうみたいです。

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